賃貸マンションでタバコを吸うとやっぱり良くない?

マンションにお住まい頂いている間、お部屋の中でタバコを吸われて、いざ退去する際に多額の原状回復費用を支払う状況に陥り、愕然とされる方がいらっしゃいます。
普段生活していると、見慣れているお部屋の中がタバコのヤニで汚れていることに気付きにくいですよね。引越しのときに家具を動かして初めて、その汚れ具合に驚く方も多いです。

室内でタバコは吸わない方が良いです

以前は国土交通省の発行している原状回復ガイドラインでも
「極度のたばこのヤニ汚れは入居者負担」とされていました。しかし時代の流れでガイドラインが改正される際に「極度の」の部分が排除され、「たばこのヤニ・臭いは入居者負担」と、厳しくなりました。
『ならば換気扇の下やベランダでタバコを吸おう』と思ったあなた!

実は、【下の階の住人がベランダでタバコを吸っていて、その煙が原因で体調が悪くなった】として、上の階の住人に損害賠償金を求めて裁判を起こされた事例があります。
専有部分であっても、喫煙行為が第三者に不利益を与えることが分かっている場合は、喫煙行為を防止する措置を取らなければ喫煙行為が不法行為を構成することがあり得る という判決でした。

上の階の住人の訴えが認められたわけです。

ベランダでも吸わない方が良いです

近年、街中でもタバコが吸える場所がどんどん減ってきました。
『せめて家では思い切り吸いたい!』
というお気持ちは分かるのですが、近隣の住人の方のことを考えつつ、退去のときの原状回復費用を支払う覚悟をしてください…。

メーカーの回し者というわけではありませんが、最近では煙も臭いも出ない電子タバコなどもありますので、このコラムを読んだこの機会に、検討してみてください。

※そういう僕はタバコを吸わないので、電子タバコを使用することでお部屋が汚れないことを保証する訳ではありません。

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