自分に責任がなくても…?
ということは、いくら自分が火災に気を付けていても、周りの部屋で火災が発生し、自分のお部屋に被害が及んでまった場合、家具や家電を弁償してもらえないことがあり得るのです。
自分が起こした火事じゃないのに!「私は家具も家電もほとんどありませんから、やっぱり火災保険は不要です」とおっしゃる方、家具家電だけではありません。
大家さんから借りているお部屋自体の損傷も、入居者様が元通りにしなくてはなりません。
火災保険に加入していれば保険で修繕することができますが、加入していない場合は自費でお部屋を修繕しなくてはならないのです。
損害の規模にもよりますが、マンションのお部屋が火災による被害を被った場合、下手をすると何十万、何百万と高額になることもあります。支払い責任が発生した際に何も保険に加入していなければ、入居者様が実費で支払わなければなりません。
火災保険は、必ず加入してください
火災保険は、火災による被害だけが対象ではありません。落雷、爆発、水害、水漏れなども補償される場合がほとんどです。
■落雷によって家電製品が壊れてしまった
■局地的大雨によりマンホールから水があふれてお部屋が浸水した
などの場合も、補償対象となる場合がありますし、水漏れなどによって他のお部屋にも被害を及ぼして賠償責任が発生した場合も、火災保険で対応出来るケースが多いです。
借家人賠償特約とは
賃貸マンション入居者様にお勧めする火災保険には、通常、「借家人賠償特約」がセットされています。
■荷物をぶつけて壁に傷をつけてしまった
など、「わざとじゃなく、うっかりやってしまった」時に、原状回復費用を補償してくれる特約です。
もちろん、こちらも火災保険に加入していなければ入居者様が支払わなくてはならない費用です。火災保険は、必ず加入してください。
「自分は大丈夫」という過信が、時には取り返しの付かない状況を招きます。火災保険は、必ず加入してください!
※この記事は、一般的な内容で記載しています。火災保険の補償内容は、ご契約内容や事故状況によって適用要件が異なります。また保険の適用には一部免責金が発生する場合もあります。
この機会に、ご自身の契約されている火災保険の内容を今一度ご確認いただけたら幸いです。