「時々面白い名前のマンション名があるけど、マンションの名前って誰が決めているの?」という質問をされることがあります。確かに、様々な名前がありますよね。
誰が決めているの?
一般的には、マンション新築の際に、工務店や設計会社等から【マンション名の案】を提示され、大家さんが決められることが多いようです。
ネーミングは入居者の方々の生活にとって重要な点ですから(自分の住所ってよく書きますよね)、入居率にも関わってきます。
響きがいいもの、書きやすいもの、覚えやすいもの、オリジナリティーなど、大家さんたちのさまざまな想いが詰まっていると言えるでしょう。
ハイツやメゾンってなに?
マンション名は、よく二つの言葉の組み合わせで作られています。
街を歩いていて目にするマンション名と言えば、○○ハイツ、メゾン○○、コーポ○○、ヴィラ○○……などでしょうか。
【メゾン】はフランス語で家や住宅という意味です。
【コーポ】は英語で共同住宅を意味するコーポラティブハウスを略した和製英語です。
【ヴィラ】は古代ローマ語が起源で、今は郊外の高級な別荘という意味があります。
つまり、住宅や立地に関する英語・フランス語などの言葉です。
最近減ってきた?○○荘
昔使われていた【○○荘】は、新しい建物ではほぼ見かけませんね。人の名前と同じように、時代の流れがあるようです。○○の部分には、大家さんの名字やそのマンションが建っている地名が入れられていることが多いですね。
じゃあアレは?コレは?と色々と気になってきましたか?
では具体例として、当サイトで掲載している自社物件を少しご紹介しますね。
プルーリオン上桂
【プルーリオン上桂】という物件は、プルーリオン=ギリシャ語で「お城」+地名の「上桂」で【プルーリオン上桂】です。
暮らす方にとってのお城であるように、と願いを込めて、外壁リニューアル時に階数プレートや号室プレートも、お城をモチーフにデザインしました。
ラフィーネ山科
【ラフィーネ山科】という物件は、ラフィーネ=フランス語で「洗練された」「上品な」+地名の「山科」で【ラフィーネ山科】です。外観リニューアル時にも、その名の通り上品で洗練されたイメージを大切にデザインしました。
マンション名から意外と分かる大家さんの想い
最近は、とても個性的なマンション名を付けられているケースも出てきています。マンションの名前で差別化をはかって、お客様にアピールしたいという思いもあるのかもしれませんね。
また、逆に、マンション名から大家さんの人柄や好きなものが見えてくる場合もありますよね。ご自身のお住まいのマンション名について、大家さんに尋ねてみると面白い話が聞けるかもしれません。
見かけて気になったあのマンション名、調べてみてはいかがでしょうか?