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変化してきた【デザイナーズ】
最近では、【デザイナーズ】物件がますます増えています。というのも、言葉の使用の敷居が下がってきており、デザイナーズ ≒ オシャレな物件というニュアンスで使われるようになってきたからです。
間取・設備は普通の画一的な住宅の、壁紙だけ少し変わったデザインのものにした物件も【デザイナーズ】と呼ばれます。もしかしたら「どこがデザイナーズなの?」と思うようなお部屋の広告にも【デザイナーズ】という言葉が使われていることもあるかもしれません。明確なルールがない以上、イメージが先行してしまうのは仕方のないことなのでしょうね。
元々は「専門家がこだわって作った住宅」という意味が含まれていたが、その部分はもうだいぶ薄れてきている――。
このことは、人々が住まいに求めるものにも変化が生じているということを表しているのではないでしょうか。デザイン性・芸術性よりも、家事の時短に繋がる「生活動線」や、天然素材を使った「居心地の良さ」などを重要視される方もいます。
DIYも当たり前となり、自分の創造力で自由に暮らしを整えたい方もたくさんいますよね。日常にも「コストパフォーマンス」という考え方が浸透してきました。
デザイン性も暮らしやすさも兼ね備え、コスパの良い住宅つくりが、必要とされているのかもしれませんね。
あなたの考える【デザイナーズ】
「デザイナーズマンションに住みたい!」と考えている方は、自分がそのお部屋に≪何を求めているのか≫をしっかりと考えることも大事かもしれません。
【デザイナーズ≒ 】この空欄に、あなたならどんな言葉を入れますか?
他に類を見ない「オンリーワン」がいいのか、自分の好みに合った「オシャレな壁紙」がいいのか、
オシャレなだけでなく「機能性の高さ」も必要なのか……
お部屋探しは新しい暮らしのための大事なスタートです。オシャレさだけに気を奪われず、実際に「自分がここで生活する」というイメージを、なるべく具体的に描いてみてくださいね。