賃貸マンションの最上階のメリット・デメリットとは?

こんにちは!岡林です。

お引っ越しシーズンもひと段落、ゆっくりとお部屋を吟味されていらっしゃる方も増えてきたのではないでしょうか!
今回のテーマはずばり「賃貸マンションの最上階のメリット・デメリット」です!感じ方や考え方の違いのため個人差はありますが、入居者様の声や私の実体験も踏まえながらお話させていただければと思います。

まずはメリットからお話していきます!

メリット①:上階からの足音や物音がない

最上階ということは、自分のお部屋の更に上に住んでいる方が居ません。つまり上階がなく「上からの生活音(足音や物音)がない、気にならない」ということになり、これが最大のメリットだと思います。
というのも、マンションの共同生活で切っても切り離せないのが「騒音問題」です。それは私が勤める管理会社でも度々話題に上がり、時には入居者様から「ちょっと上からの騒音が……」とご相談を受ける内容でもあります。

単身者様向けのマンションでしたら一人で暮らしている方が多いので、音に関しての問題は少ない方です。
しかし、ご家族様向けのマンション(例えば2LDKや3LDKの広い間取り)に住むと、暮らす人数が増える=音が増えることになります。
特に小さいお子様がいらっしゃるご家庭が上階にいらっしゃると、「気になるくらいの音」が聞こえてくる確率は上がってしまいます。(もちろん防音マットを敷く等、各ご家庭で工夫してくださっているところはあると思いますが)

「小さいお子様なので仕方ない……」と気にはなっているけど、実際にはそのまま何も言わずに我慢して暮らす、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は結構そういう場合は我慢するタイプなのですが、仕方がないと思いつつも正直、ストレスだなぁと思う時があります。
集合住宅で「大きな物音を立てる人が上階に住むかもしれない」といった懸念材料がない【最上階】というのは、多くの人にとって嬉しいポイントになりますよね。

メリット②:人の視線が気にならない

お部屋の窓が人通りの多い道路に面していたら、防犯面から「人の目があるから安全」と感じるところもあります。
けれど、個人的にはそういう立地のマンションの1階だと「わ!通行人の方と同じ目線やな……人通り多いな……なんか落ち着かないな……」と感じてしまうことがあります。(なので私は人通りが少なめの静かなところの方が好きです!)

こちらから見えるということは、あちらからも見えているというわけで……そういう状況だと落ち着いて生活をしにくい人もいるのではないでしょうか。

ベランダで洗濯物を干している時に通行人の方と目が合う高さだと、それもなんだか気になってしまいます。それにベランダに干してあるものから「どんな人が暮らしているのか」が予測しやすくなります。
やはり普段の生活の様子が見られているかもと感じるのは、あまり気分の良いものではありませんよね。

という点を踏まえると、人の目が気になる方には4階以上あるマンションの最上階だと「プライバシーが守られている」と感じやすく落ち着いて暮らしやすいのではないでしょうか。
(もちろん玄関や窓に鍵をかける等は最上階でも必要ですよ!)

洗濯物を見られたくない方は、入居前に物干し竿を設置する場所がどこにあるか・ベランダの柵がどういうタイプかを確認しておいてくださいね。物干し竿をベランダの上部に吊るすタイプだと最上階でも洗濯物が見える可能性があります。
ベランダの柵が死角になるように洗濯物を干せるタイプだと、通行している方からはどんな人が住んでいるのかが予測しにくくなります。
これらは間取り図からだけだと読み取れない情報です。物件情報の画像や動画を見たり、実際に現地に行ってみたりして確認してください。

また、周囲に高い建物がない場合、最上階だと通行人の視線だけでなく、「見られる」という心配そのものがありません。そうなるとカーテンを開けっぱなしにして開放感を楽しめるというのが、個人的には大きなメリットだと感じます。「景色の良い最上階で、カーテンを開けて開放感のある暮らし」をいつかしてみたいものです。

メリット③:眺望が良い

どれぐらいの高層か、周囲に背の高い建物があるか等にもよりますが、最上階のお部屋はやはり眺望が期待できるイメージですよね。少なくとも同じマンションの1階よりは、窓側に背の高い建物が無い限り、眺望が良いと言えます。

眺望が良いお部屋は併せて日当たりも良い印象です。
というのも、眺望が良い=遮蔽物が少ない=太陽の光がたくさん入りやすいお部屋なのです。個人的には北向きでも十分明るさを感じられるお部屋が多い印象です。

ちなみに光の量や質は方角に左右されるところがあり、良し悪しは好みによるところが大きいです。(南向きベランダは人気ですが、夏の熱さや洗濯物や家具などが日焼けしやすいというデメリットもあります)

ただ正直、今までの経験上「最上階のお部屋で眺望が良ければ、日当たりってあんまり気にならないんじゃないかな?」と感じています。
つまり眺望と日当たりを同じ優先順位で考えている方が意外と少ないのです。
なので、例えば日が当たらないと言われている北向きベランダの部屋でも「10階の最上階のお部屋でこの眺望なら価値があるな~日中はどうせ仕事で家にいないし~」となる方が多いような気がします。

なので【家から見る眺望の良さ】を求めている方には最上階をお勧めします。

メリット④:虫が出ない!?

「マンションの高層階には虫が出ない」これはよく聞く話かもしれません。自然が豊かな環境等の条件や諸説あると思うので、私の経験上のお話をさせていただければと思います。

私は引っ越しを何回か経験していますが、昔は2・3階の低層階にしか住んだことがありませんでした。今は最上階ではないものの、8階のお部屋で、マンション的にはほぼ最上階です(笑)
8階やし、虫はこないのかも!と思っていたのですが、来ます。カメムシ、夏にはセミまで……すごい飛距離やなと感じました。
ですが!
低層階の頃とは明らかに違うのが、その【遭遇頻度】です。2階に住んでいる時は(前方に川や木があるなど立地にもよりますが)もっと虫を発見していました!
具体的に言いますと、

2階→カメムシは時期に関係なく1.2か月に1回は発見、ベランダでも見たことがある
8階→カメムシは大量発生する秋~冬の時期で3回のみ発見、ベランダでは見たことがない

という感じで、体感としては高層階の方が虫との遭遇率が低かったです。

虫はベランダ以外にも排管や入居者の荷物についたりして侵入してくることもあります。
一概に「最上階の方が虫は出ないです!」とは言い切れませんが、虫が苦手な方には少しでも遭遇率が低い家で暮らしたいですよね……。
【最上階】や【高層階】は、そういった意味では安心材料のひとつにはなるのではないかなと思います。

自然が豊かな環境の場合は虫がそもそも発生しやすいので、高層階云々の前に立地から慎重に家選びをする必要がありますが(笑)

とにかく、入居する時には自分が納得した安心できる部屋に住みたいですよね。経験談として参考のひとつにしてください。

★メリットの余談①:最上階の防犯面は?

高層マンションの最上階は侵入被害に遭いにくいかどうか?という点についても触れておきます。
結論から言うと、最上階でも侵入被害に遭うことはあります。マンションの屋上からロープを下げてベランダに侵入する等の被害もあるそうです。
ただ「低層階と高層階を比べると高層階の方が侵入強盗の被害が少ない」というデータはあります。

例えば《令和4年に警察庁から発表された侵入強盗の認知件数(警察が発生を認知している数)》を見てみると、侵入強盗が起きた住宅の割合が分かります。

《令和4年に警察庁から発表された侵入強盗の認知件数(警察が発生を認知している数)》
・一戸建住宅が17.6%
・共同住宅(3階建以下)が17.6%
・共同住宅(4階建以上)が9.3%

参考サイト:警察庁「住まいる防犯110番」の令和4年版(2022年)(2024.05.17)
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/index.html

となっており、4階以上の共同住宅での侵入強盗の数が一番少ないです。
四捨五入すると3階以下が18%、4階以上が9%なので、約半分になります。
この数字からは【共同住宅の3階以下と4階以上を比べると、4階以上の方が被害は半分である】ということがわかります。これはメリットと言えるかどうかは微妙ですが、安心材料の一つになる方もいらっしゃるかもしれません。

また、侵入手口としてはどの住宅でも「無施錠」(鍵を閉めていない)が約半数を占めているため、どの階でも玄関ドアや窓の「鍵を閉める」ということが最大の防犯になります。
マンションの場合は屋上からの侵入も考えられるため「屋上の出入り口ドアが施錠されているかどうか」という点にも着目してくださいね。

防犯については「最上階だから大丈夫」ではなく「最上階でも気を付けよう」と考えていただいた方が無難です。

★メリットの余談②:最上階は人気で価値が高い

マンションの管理会社に勤めて早6年目を迎えましたが、最上階のお部屋の空きってなかなか出ないんです。それぐらいにお住いの方が気に入ってくれているんやなと感じます。
そして空室が出ても、すぐにお申し込みが入り次の入居者さんが決まります。それほど最上階って価値が高くて、希少なんやなと思っています。特に京都のように景観条例によって建物の高さ制限が厳しい地域ですと尚更価値は高まりますね。

メリットについて長々と話してしまいましたね!
次はデメリットについてもお話しますので、もう少しお付き合いください><

デメリット①:夏は暑い

突然ですが、私の実家は2階建ての戸建て住宅です。自分の部屋は2階にあったのですが、1階と室温が全く違うように感じていました。当時私の部屋にはエアコンが無かったので、夏はとっても暑かった記憶があります。1階は逆に涼しかったです。エアコンを作動させていなくても「涼しい」と感じるくらいには、1階と2階に室温差がありました。
今思うと、屋根に当たる直射日光が部屋を暑くしていたんだなと思います。

もしかすると皆さんも同じような経験をされていらっしゃるかもしれませんね。

この【最上階は屋根からの直射日光の影響を受けやすい】という点は同じことがマンションにも言えます。
知人も5階建てのマンションの4階から、2駅先の同じく5階建てマンションの5階に引っ越した際、夏の暑さが跳ね上がった経験があるそうです。

つまり、マンションの最上階の夏は暑いです!特に高さがあるマンションだと、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートなど、しっかりとした構造が多いです。この構造には木造や鉄骨造よりも蓄熱性があります。ですので、夏は冷房が効くまで低層階のお部屋と比べて時間がかかりますし、エアコンの電気代は高くなると思います。

ただ、最上階は「夏は他の階よりも暑く、冬は他の階よりは温かい」とも言えます。冬は夏よりも日差しが弱く日照時間が短いからより寒いのです。私は暑さより寒さに弱いので、暑い方がマシです!寒い冬は最上階の方が嬉しいと個人的には感じます。

というわけで、暑さが苦手な方には「最上階の夏は暑い」という点がデメリットになりそうです。

デメリット②:低層階と比べて家賃が高い

ここでは実際の経験に基づいてご説明しますね。

例えば10階建てのマンションがあったとします。立地や部屋の位置は考慮せず、1階と10階の家賃を比較すると私の経験上、10階の方が家賃は高く、階数が上がるごとに家賃も上がっていく傾向にあります。

一般的に、1階よりは2・3階、2・3階よりは4・5階と、階数が上がるにつれて人気な傾向があります。(この場合エレベーターは設置されているものと考えます。)

理由としては、上記でお話してきたように下の階に比べて「プライバシーを守れる」「眺望がいい」「日当たりが良い」等が挙げられます。
もちろん「○階以上なら有名な○○が見える」等の条件によってはもっと家賃が高くなります。京都だと「五山の送り火が見える」なんて人気のキャッチコピーですし、よくセレブの住む部屋として「富士山が見える」「○○タワーが見える」という高層階のお部屋紹介をテレビ番組で見る機会もありますよね。
そういった「○○が見える」高層階や最上階は、付加価値が高くなり家賃も高くなります。

デメリット③:エレベーターの待ち時間がある(階段で上がるのが疲れる……)

最上階までどれぐらい階数があるかによっても異なりますが、急いでいる時のエレベーターの待ち時間はすごく長く感じてしまうかもしれません。

また、エレベーターには月に一度の保守点検(月1の点検義務は無し)と年に一度の法定点検(法律で定められた実施義務あり)があります。点検にかかる時間はおおよそ1時間~2時間程度です。点検をする際には実施日以前にマンションにある掲示板などで「○月○日の○時~○時にエレベーターの点検をします」と案内されることが多いです。
点検時間は入居者様があまり使用されないだろうと思われる時間を考慮し、実施されます。

でも、少しせっかちな方にはエレベーターの待ち時間や点検時は苦痛に感じるかもしれませんね。

エレベーターがないマンションの最上階だと、階段での4階や5階の上り下りは健康にいいと捉える方と、大きな重い荷物を持って上り下りするのはしんどいと考える方がいらっしゃいそうですね。私は断然、後者です!

まとめ

以上、最上階のメリット・デメリットについてお話いたしました!
「家賃が少々高くても景色が良くて、上階からの音が気にならない部屋が良い!」または「別に低層階で景色が良くなくとも、家賃は安い方が良い!」など、ご自身のライフスタイルや好みを顧みてお部屋を探してみてくださいね!

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