今回は、カーテン周りや窓際の印象を変え、お部屋をぐっとおしゃれに見せるカーテンレールボックスを設置します。冷暖房の効きを良くしたり、遮光を高めたりといった効果も期待でき、飾り棚として使うこともできますよ♪
まずは木材を必要な大きさにカットし、塗装します。今回塗装に使用したのは水性木材保護塗料、ウォルナット。木部に浸透して木目を生かす木部専用塗料で、しっかり色を付けながら木目を残すことができます。水性塗料は臭いが少なく、速乾性も高いので塗装初心者に最適です。
床が汚れないようにシートを敷いたら塗装開始。 ハケを使って同じ方向へ薄く塗ります。 水のように軽い塗り心地なので塗料を一度につけ過ぎないように注意してください。 乾いてから重ね塗りをし、好みの濃さに調整します。 塗料によって違いはありますが夏だとおよそ1時間、冬なら2時間程度で完全に乾きます。
L型に木材を組んで、ビスで固定します。(インパクトドライバーがあると便利です)さらに両端にもL型に合わせて木片をビスで固定しておきます。
強度が不安な場合はカーテンボックスの奥内部に木片を当て、外側からビスで補強します。この場合、補強木材の大きさや位置によっては実際にカーテンレールに取り付ける際邪魔になることがあるので気を付けてくださいね。
塗っていく作業途中でどうしても塗料が乗り切らない細かい部分を上塗りしたり、組み立てたあとに色のムラが気になったりした場合はこの段階でもう一度塗装を実施して整えます。左側のカーテンボックス内部の上の方に設置されている木片が先程の補強木材です。
表面にとげが残っていないか、打ち込んだビスが飛び出ていないかなどを確認します。これで窓2か所分のカーテンボックスが出来上がりました。
次はこのカーテンボックスの上部に穴を開けていきます。カーテンレールを支える金具の位置に合わせて穴を開けるのですが、あとからカーテンボックスを固定するネジの大きさと穴の大きさを揃えると設置後にぐらつきません。穴の位置を決めるのは少し難しいので十分気を付けてくださいね。
カーテンレールを固定している金具のネジを取り外し、より長さのあるボルトを取り付けます。 そうするとカーテンレールの上に数cmボルトが飛び出る形になるので、その飛び出たボルトの先をカーテンレールの穴に差し込みます。穴とボルトの大きさがほとんど同じ場合は穴の位置を合わせて下からドライバーでボルトを回すとうまく差し込めます。
カーテンボックスを設置することができたら、上部に飛び出たボルトの先にナットをはめます。ナットを使用し上から固定することでカーテンボックスが安定します。もし作業の途中でカーテンボックスに傷がついた場合は塗料を薄く上から塗ることで綺麗に仕上げることができます。
前から見ても横から見ても木目を生かしたおしゃれなカーテンボックスの完成です。カーテンボックスを実際にカーテンレールに取り付けるところが一番難しいので慎重に行いましょう。穴の位置が合わない場合は少しずつ穴を広げれば大丈夫です。(穴の部分は設置してしまえば見えません!)