こんにちは!StamPコラム担当の天野です(^^)
個性派オンリーワン物件【StamP!-スタンプ-】は、京都芸術大学(旧名称京都造形芸術大学)の学生さんたちと、お部屋探しサイトpopolatoを運営している長栄が共同で行っているリフォーム企画です。
建築系のお勉強をされている学生さんたちがオリジナリティー溢れるデザインプランを考え、コンテストを行い、優秀な作品は実際に作って賃貸物件として貸し出されています!
さてコンテストも25回目と言うことで、今期の最終プレゼンが2/2(木)に京都芸術大学にておこなわれました!
中間プレゼンから約2か月が経ち、それぞれのデザインプランを学生デザイナーさんたちがブラッシュアップし、気合いの入った最終プレゼンをしてくださいました(*’ω’*)
中間プレゼンでは7名の方が参加していただいておりましたが、残念ながら諸事情によりおひとり不参加となってしまわれました(;O;)もし、機会があれば次回のコンテストへの参加をお待ちしております!
というわけで、最終プレゼンに参加してくれるデザイナーさんは6名!
採点するのは、アセットマネジメント本部の本部長・営業スタッフ・設計デザイン課の建築士・デザイナー・施工会社の方の計5名でおこないました。
採点は〈機能性〉〈コスト〉〈アイデア〉〈デザイン〉〈プレゼン〉の5項目、それぞれ10点満点の合計50点満点で評価されます。また4月にある表彰式までの間、Web投票の数も参考にさせていただきますので、【StamP!-スタンプ-】公式ウェブサイトをご覧になって「素敵なプランだな~」と感じた作品があれば積極的に「♥(いいね)」ボタンをおしてみてくださいね!最後にはそのサイトにて、評価の点数をグラフ化して掲載する予定です!
最終プレゼンでは模型を作られて臨まれた方が多くいらっしゃって、いかにこのプレゼンにかけているのかが窺えました!
基本的なコンセプトは中間プレゼン時のまま、主に《実用性やコスト面をいかにクリアするのか》が焦点でした。デザインを実現可能なところまでもっていく作業と「ここだけは妥協したくない!」という自分のこだわりとの狭間で葛藤したこともあったのかな?なんてことを勝手に想像しながら、今回も沢山写真を撮ってきました☆ミ
メモも取っていたのですが、走り書きすぎて自分でも読めない箇所がところどころあり……コラムを書きながら少々焦りを感じつつも、記憶を頼りにお伝え出来ればと思っております!(笑)
それでは、6つのリフォームデザインプランをご紹介します!
目次
① 【ズレの空間】(提案者:ヤマさん/2回生/参加3回目)
中間プレゼンと同様にトップバッターをつとめられたヤマさん。今回も緊張されている様子がひしひしと伝わるプレゼンでした!1番手ってどうしても緊張してしまいますよね……。心の中で「頑張れー!」とエールを送りながらプレゼンを聞いておりました(^O^)
中間の時は【凸凹×線】というタイトルを付けてくださっていたこちらの作品。ブラッシュアップに伴いタイトル名も【ズレの空間】へと進化していました。
部屋のデザインそのものはあまり変わっていませんが、天井部分の造作がよりスッキリとしたほか、木材の色が黒に変更されシックな印象を与えるデザインに仕上がっていました◎
模型があることで、お部屋の完成イメージが湧きやすいですね♫
お部屋の色を白に統一することで、造作物が映えるだけでなく、施工する部屋のもとの色が白だった場合、コストを削減することも可能とのこと。
シンプルなお部屋ながらも、機能性とデザイン性があるデザイナーズルームになりそうですね(*’ω’*)
プランやコメントをまとめたページはこちら!
② 【 モコモコの壁 】 (提案者:なかしまさん/3回生/初参加)
中間プレゼン時はリモートでの参加だったなかしまさん。その時のスライドを用いながら、今回は直接目の前でコンセプトの説明を丁寧におこなってくれました(^O^)模型を手に取りながら熱心にプレゼンをされる姿がとても印象的でした♪
ひとり暮らしならではの寂しさをクッションのモコモコで緩和したいというアイデア。壁に貼り付けるクッションは、もたれかかりやすいように上から下にかけて厚みを変えていくといった、入居者さんが実際に使用すること考えられたデザインとなっています☆ミ
なかしまさんは部屋の模型だけでなく、なんと部屋のキーアイテムとなるクッションを実際に自作してきて参加してくださいました!
クッションの材質はなかなか高反発な手応えでした。指でグッと押した状態で写真を撮ってみたのですが、この手応え、伝わりますか……?(笑)
なかしまさんのクッションへのこだわりはとても強く、「布の生地や柄も色々選び、手触りや見た目に変化が出るような工夫をしたい」と質疑応答の際にしっかりと答えられていました。
プランやコメントをまとめたページはこちら!
③ 【気分の切り替えができる暮らし】 (提案者:Sumireさん/3回生/初参加)
タイトル名を【私の集中できる場所】から【気分の切り替えができる暮らし】へと変えて最終プレゼンに臨んだSumireさん。主にコストの削減をしつつ、自分のデザインをどこまで実用性のある形で提案できるかが今回のポイントでした!
元々は部屋の天井の真ん中に棒を設置してそこに引っ掛けたスクリーンを〈部屋の仕切り〉にし、掘りごたつに着想を得た床上げというデザインでした。
そこからコスト削減と耐久性の向上を図るために、部屋全体の床上げ→作業スペースと寝るスペースだけの床上げにする、作業スペースの一部をポリカーボネートにする等の工夫をされていました!(ポリカーボネートとはアクリル板よりも耐衝撃性に強いプラスチック素材です)
掘りごたつ式のデスクでどことなく集中できそうなスペースになっているところが、個人的に好きなデザインです(*^^*)床下収納もあって実用性のあるデスクですよ♡
Sumireさんの模型もかなりの作り込まれており、講師の先生も驚くほどのクオリティでした☆ミ
プランやコメントをまとめたページはこちら!
④ 【動と無動】 (提案者:キムさん/2回生/初参加)
こちらは家具に特化しているデザインプランです。手を伸ばせば使いたい物が取れる状態をカタチにした収納性と機能性を兼ね備えたデスクです(^^)/
中間プレゼンでは「軽量化が必要」という課題点が挙げられていましたが、新たに提案してくださった改良版のデスクは机下の収納部分を一部なくし、両端のみに。その分、机の上部に回転式収納をプラスすることで機能性を維持していました☆ミ
今回も模型の作りが精巧です!ちなみに回転式収納は本当に回転するように作られておりましたΣ(・□・;)手先の器用さが窺える力作です!
木材をペイントする色は白と仮定されていましたが、お部屋の雰囲気に合わせて違う色にカラーリングしても良いとのこと◎
また、デスクの下にキャスターを付けることでデスクの移動がラクにできるよう工夫をされていました♪
プランやコメントをまとめたページはこちら!
⑤ 【「ぶらさがる」部屋】(提案者:井上さん/3回生/初参加)
こちらは既製品をうまく利用して、お部屋の天井や壁をジャングルジムのようにしちゃう遊び心満点のデザイン♡
今回の模型もしっかり作り込まれています!お部屋の完成イメージがしやすいので、プレゼン内容も更に理解しやすかったです◎
既製品の鉄パイプの配置をずらしてみたり、曲線的にしてみたりと設置場所をこだわることで、デザイン性があるお部屋に仕上がっております☆ミ
中間プレゼン時よりもスッキリとしたデザインにブラッシュアップされており、部屋の空間を邪魔せずに個性を出せているのではないでしょうか?
ぶらさがる動作が前提となるため「一階のお部屋が好ましい」と騒音に配慮した発言がありました。もし、井上さん自身がこのお部屋に住むのであれば、「ぶらさがってベッドにダイブしてみたい!」と、お茶目な一面も垣間見えましたよ♡
プランやコメントをまとめたページはこちら!
⑥ 【hang個性を吊るす】(提案者:赤松さん/3回生/2回目の参加)
最後に発表された赤松さんのデザイン。中間プレゼン時と同様、質疑応答まで熱量溢れるプレゼンでした!
冒頭になぜこのコンセプトに設定したのかを丁寧に説明されたところが、個人的には良い点だなと感じました。コンセプトの軸がしっかりしていると、提案されたデザインに説得力が出ますしね♪
こちらは《hang》のタイトル通り天井や壁に張り巡らせたロープにより、ものを収納したり服をかけたりできるというもの。
カラーバリエーションが豊富な登山ロープ等を採用することで、耐久度アップだけでなく、カラフルで華やかな雰囲気がお部屋に足されてパッと気持ちが明るくなりそうなデザインになっていました♡
「お部屋にロープを張る」というこの一文だけだと武骨に感じるかもしれない仕様を、デザイン性や機能性、そしてその自由度の高さによるワクワクを感じさせるところまで昇華しているのが素晴らしいです☆ミ
プランやコメントをまとめたページはこちら!
以上、6作品のご紹介が終わりました!皆さんはどの作品が気になられましたか?表彰式は4月におこなわれます!この作品たちから最優秀賞に選ばれるのは誰の作品なのでしょうか?!このコラムを読んでくださっている読者の皆様もぜひいいね♡の投票してくださいね♡