敷金礼金なし(0円)のデメリットはありますか?

引越しにはお金がかかります。
引越し代、家具や家電の買い替え、仲介業者さんに払う手数料。お部屋の契約に際して、最初にまとめて支払う『初期費用』もそのひとつです。」

無料(タダ)より高いものはない?

【初期費用】には、主に敷金・礼金・保証金・火災保険料・仲介手数料などがあります。
ですから、気に入った物件が【敷金・礼金なし】なら、ラッキー!ですよね。
ですが、『タダより高いものはない』と言います。
敷金・礼金なし、というおいしい話に、何かデメリットがあるのではないかと思われる方もいらっしゃるかと思います。
実際のところ、どうなのでしょう。

お客様にとってデメリットはありません。

結論から申し上げますと、お部屋探しのお客様にとって【敷金礼金なし】のデメリットはありません。
安心して【敷礼なし】を受け入れてください!!
でも、じゃあ、敷金・礼金とは何の費用なのか?敷金・礼金がなくなって損している人は誰なのか?
少し前までは【敷金・礼金なし】というと、古いまま改装されていなかったり、立地が悪かったり、お部屋が『お客様に選ばれない』から、仕方なく【敷金・礼金なし】にしている場合が多くありました。
極端に言えば、安さの裏にはやはり“お部屋の悪さ”があったわけです。逆に良いお部屋は敷金・礼金が家賃の2ヶ月分や3ヶ月分という物件もありました。
良いお部屋に住みたければ高いお金が必要だったわけです。ある意味分かりやすいですね。

ですが、近年の賃貸市場は【借り手市場】です。簡単に言えば”お部屋が余っている”状態です。
少子化の影響で、賃貸住宅は需要減少・供給過多の状態が続いています。(苦しい時代です)
よほど好立地(駅近、街中など)の物件や、ピカピカの新築物件でもない限り、敷金・礼金の相場も以前に比べて下がっています。(あわせて1ヶ月~2ヶ月が多いです)
お部屋を貸す大家さんにとっても、長期空室で空けておくことを思えば【敷金・礼金なし】にして、早くご入居いただいた方が長い目で見るとありがたいのです。

ただし、あくまで”長い目で見て”ですから、すぐに退去されると当然困ります。
敷金礼金なしのご契約の際は、【1年以内の退去の場合、家賃1か月分の違約金を支払ってください】という特約や、【退去される際にルームクリーニング代だけお支払い下さい】という特約を求められる場合があります。
また、【敷金なし】だと、家賃の担保がなくなるため、家賃保証会社との契約が必要な場合が多くなってきています。
場合によってさまざまなので、契約内容をきちんと確認しましょう。

1 / 1
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato