税金・保険も違います!
まず税金についてですが、住居使用と事務所使用では、消費税の有無や固定資産税の税率が違います。
不慣れな大家さんがそのことを知らなくて、税理士さんから指摘されてから慌てて対処する場合もあります。「後から消費税分の家賃の値上げを要求された!」なんてケースも。
また、賃貸住宅を借りる時は、保険に入らなければいけないことがほとんどです。何かあった時に、大家さんへの賠償やご自身の家財に対する保険ですね。そういう保険は大抵が住居用になっています。
事務所での使用は、【住居用の保険】からは【対象外】となってしまいます。きちんと【事務所・店舗用の保険】に加入するようにしてくださいね。
ちなみに火災保険は火災だけでなく、水害・水漏れなどにも対応していることが一般的です。「保険料が高いから加入したくないなあ~」と思うかもしれませんが、自分が気を付けていても他の人が起こしたトラブルに巻き込まれてしまう場合もあります。わかりやすく書いたコラムもありますので、お時間があれば読んでみてくださいね。
まとめ
基本的には、物件の所有者である大家さんがOKすれば事務所使用での入居が可能となります。しかし、大家さんの考え方や経営方針は外から見るとわからないものです。
また、契約や税金面等も【住居】と【事務所・店舗使用】では違ってきます。「バレなければいいや~」と思ってコッソリやってしまうと、後で大変なことになるかもしれません。ちゃんと大家さんに相談してくださいね。わからないことは、不動産会社さんに一つ一つ訊いてみてください。些細なことでも大丈夫ですから。