窓からお墓が見える【お墓ビュー】も需要あり!

お部屋探しの時に、「眺めのいいお部屋がいい」というニーズがあります。ポポラートのサイトでも、こだわり検索の≪注目の条件≫にて【眺望に自信あり】の特集を組んでいます。ベランダなどの主要な窓から見える景色は、お部屋の特長の1つですよね。
一般的には、英語のview(ビュー)を使って、景色に合わせて○○ビューと呼ばれます。
海の見えるオーシャンビュー、川の見えるリバービュー、空の見えるスカイビュー。
その土地ならではの景色も人気ですね。
京都なら五山の送り火の山が見える大文字ビュー、京都タワービュー、京都御所ビュー、大阪なら淀川花火ビュー、通天閣ビュー、阿倍野ハルカスビュー、滋賀ではびわ湖大花火ビューなどなど、お部屋によって見える景色は様々です。

その中でも今回は【お墓ビュー】についてご説明させて頂きます。

内覧をしていただいたときに、窓からお墓が見えたりマンションのすぐ近くにお墓があったりすると「え?部屋からお墓が見えるなんて……それって怖くないの?」「お墓の隣のマンションかぁ、ちょっと嫌かも……」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
幽霊問題はさておき、お墓が見える立地って本当に悪い事でしょうか?

実は【お墓ビュー】を好んで住まれる方も一定数いらっしゃるのも事実なのです。その理由を順番に挙げてみますね。

お墓ビューが好まれる理由

日当たりや風通しの大きな変化が少ない

墓地という土地が窓側にある場合、背の高い建物がないため、≪日を遮るものがない≫≪風が通る≫という2つの大きな利点があります。
また、墓地は寺院の敷地内に併設されている墓地(基本的に檀家の方のお墓)や、公益法人・宗教法人が管理を行っている霊園墓地(宗派に関係なく用意できるお墓)が多く、きちんと整備され、遺骨は丁重に埋葬されています。
先祖代々守ってこられた由緒あるお墓もありますので、墓地そのものの移動や取壊しが行われることはほとんどありません。
これはつまり、入居後に大きな建物の壁が窓側に出来るなど、日当たりや風通しが大きく変わるような心配がないとも言えるのです。

周辺の環境が良い

先ほど述べたように、近年の墓地はきちんと手入れ・整備されていることがほとんどです。管理の行き届いた墓地は緑豊かで、夜には外門が閉まり静かです。周辺の道も綺麗ですし、外灯もあり明るいです。お供物の食べ物などは禁止されていたり持ち帰る決まりがあったりするところも多く、それらを狙った動物の被害もありません。また、寺院やお墓の周りで騒ぎ立てる、悪行をするというのは、いくら信心のない方でも気が引けるのか、治安の良いところが多いそうです。
こういった周辺環境の良さをメリットと考える方も少なくないのです。
実際に東京でも、文京区などは寺院・墓地が多い地区ですが、緑が豊かで治安が良いため、人気の高い居住エリアだそうですよ。

地盤がしっかりしている

最近の自然災害の被害の大きさには驚きますね。住む場所の【安全性】が気になる方もおられると思います。
寺院は古くからその土地に根差しており、その長い歴史の中には色々なことがあったことは想像できますよね。今なお無事にその寺院があるということは、つまり、その地域の地盤の強さに実績があると言えます。そのため、寺院の近くは安全性が高いという評価にも繋がるのです。
※もちろん全ての寺院が該当するわけではありませんので、気になさる方は創建された時期や実際の災害履歴を調べてくださいね。

歴史的に有名な偉人が埋葬されている

数年前から歴史ブームがおきており、歴史愛好家の方、歴女・歴男と呼ばれる「歴史上の人物・逸話が好き」な方がたくさんいらっしゃいますよね。
そんな方々から人気なのが、歴史上の人物が眠るお墓=【名墓】が見える、または近いお部屋です。(実際に名墓を紹介するウェブサイトや、名墓を巡るツアーなんかもあります)
特に京都は歴史が深くたくさんの物語のあった土地です。陰陽師の安倍晴明、織田信長などの武将・坂本竜馬や新選組などの幕末の志士たちから、小野小町などの歌人・能役者の観阿弥と世阿弥、茶人の千利休など文化を担った偉人たちのお墓もたくさんあります。
自分の大好きな、尊敬している方のお墓がすぐそこにある――そんなマンションを見つけてしまったら、ちょっと運命を感じてしまうかもしれませんね。

1 / 2
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato