こんにちは！popolatoの賃貸コラムでは初めましての天野です(*’ω’*) 京都の山肌が緑から赤に色がうつろいで、紅葉の予感が感じられる今日この頃。観光客の客足も徐々に戻っているような気がして、今年の紅葉シーズンは京都が賑わいそうです♫ 個人的には、少しでも以前のような日常が戻ってきていてなんだか嬉しい気持ちが半分、いよいよ冬が到来し寒さに震える日が来る悲しさ半分です(笑)
さて、本題にまいりましょう！
StamP!とは？
リフォームプロジェクト【StamP!-スタンプ-】は、京都芸術大学（旧名称京都造形芸術大学）の学生さんたちと、お部屋探しサイトpopolatoを運営している長栄が共同で行っている企画です。
学生さんたちが「自分たちが住みたいと思う部屋」というコンセプトに基づいてオリジナリティー溢れる個性派リフォームプランを考え、コンテストが行われ、優秀な作品は実際に長栄が賃貸物件に施工して貸し出しています。2011年から始まって、今まで様々なリフォームデザインが生まれてきました。
【StamP!-スタンプ-】
今回はスタンプ24期で最優秀賞を受賞したデザイン【Red Line】をご紹介します！かなり独創的なデザイナーズルームになる予感です！
デザインの種であるプレゼンから施工のための打ち合わせ、実際に施工したお部屋の紹介を数回に分けてご紹介しますね。
「デザイナーズルームってどういう流れで出来上がるの？」という物件マニアの方も楽しんでいってくださいね♪
2ヶ月かけて2回のプレゼン！
24期は7月に1回、8月に1回の計2回、学生デザイナーさんから審査員に向けてのプレゼンが行われました。審査員は大学の建築学科で教えておられる講師の先生、長栄のリフォーム担当、建築士、現場施工スタッフなどのプロが揃っています。アイデアはもちろん、プレゼン資料の質や説明の上手さなども評価に入っています。
【Red Line】のデザイナー大石さんは「彩り」をテーマに「自分を癒せる空間をどのように賃貸物件のお部屋として実現するか？」を考え、なんと「赤いカラーパイプをお部屋に巡らせる」という斬新なアイデアを提案してくれました。
大きなスクリーンで資料を映し出し、マイクで説明をしてもらいます。大学のクラスメイトだけでなく審査員の大人たちを前にして、どれだけ自分のアイデアをうまく言葉にできるか？という点も難しいところですよね。
2回目の最終プレゼンの資料もお借りできたので一部ご紹介します。
【Red Line】には、一日の始まりと終わりを過ごす部屋こそ、疲れを癒し、ありのままの自分でいることが出来る。そんな部屋に赤いパイプを部屋の隅や天井の角に沿わせて「ひとつのライン」として、「部屋」と「生活」と「自分」を繋ぐものとして表現し、パイプの赤色に合う爽やかなグリーン系の壁紙を選び、鮮やかな彩りで日々の生活を楽しんで欲しいという願いが込められています。
【Red Line】詳細ページ
コンセプトを深掘りし、ターゲット像を想像し、予算を立て、イメージスケッチを描き、模型を作り……こうやって「オンリーワンなデザイナーズルーム」のアイデアが作られているんですね。
「癒し」「彩り」が「赤いパイプ」「かなり部分的にアクセントクロスを使用する」等で表現されていて、デザイナー自身の個性がとても感じられます。
プロたちから最優秀賞を受賞したのも納得のプレゼンでした！
施工のプロとの打ち合わせ！
11/14にビューハイツ京都山科で【Red Line】の打ち合わせがおこなわれました！
本来は318号室が施工対象のお部屋なのですが、打ち合わせの日は退去前（まだ前の入居者さんが住まわれている時期）だったため、同タイプで空室だった322号室での打ち合わせになりました。
デザイナーとリフォーム施工会社のプロスタッフ、リフォーム担当者が集まってイメージや詳細をシェアしていきます。
イメージの共有には話すだけでなく、具体的なものがあると確実ですよね。
学生デザイナーさんは実際に作った【部屋の模型】を持って来てくれていたので、スムーズに打ち合わせが進みました◎
その用意周到さに「気遣いが出来るいい子なんだな～」と勝手に想像してしまいました(笑)
南東向きの大きなベランダ窓のお部屋であるため、日が差すと赤いパイプやグリーン系の壁紙がより映えそうです！
アクセントクロスは淡いパステルカラーが人気ですが、今回はあえてビビッド寄りの色味を採用する予定ですので、グッと遊び心も感じられるのではないでしょうか♫上級者の色選び！という感じですね(^▽^)/
また、壁にはオリジナルの姿見(全身鏡)を設置します！コーディネートや身だしなみをチェックする時に役立つ大きな鏡の上下に棚柱を付け、観葉植物やアクセサリー等、ご入居者様のお好きなものを置いていただける仕様になります。
今回のデザインでキーアイテムになる【赤いパイプ】は市販されているものがありませんでした。そのため、パイプを赤色にする作業が必要になります。
施工会社の現場のプロでも「パイプの色を赤色に変える」という経験はなかったので、どういった方法で赤色にするかは悩みの種でした。
「塗装はどうですか？」
「それだと劣化で剥げてくる可能性がありますね～」
「日当たりいいですもんね……」
【住む】ということは、ある程度の長い期間を想定します。作って終わりというわけではないので、リフォームでは「劣化」も考慮する必要があるのです。
また、今回はカーブデザインも多用します。パイプの太さも「まっすぐな時」「カーブした形」での見え方が違ってきます。その点もデザイナーさんの理想に近づけるために綿密な確認が行われました。
結局赤いパイプは「赤色のテープを巻き付ける」という案に落ち着き、それが実現可能かという点は施工会社の方で後日確認していただくことになりました。さてさて、パイプは赤くなるのか？赤いテープ巻き付け案は実現できるのか？「今までやったことのないことに挑戦する」のも、オンリーワンなデザイナーズリフォームあるあるかもしれません。
次回へ続く！
次の打ち合わせは、いよいよ実際にリフォームする318号室で行われます。最終的な寸法の確認だったり、グリーン系の壁紙を決めたりする予定です。カラーパイプをうまく赤色に出来るのかどうか、現段階ではまだわからないのでドキドキしています。
最優秀賞を受賞したデザイン【Red Line】のリフォーム施工をおこなうビューハイツ京都山科 318号室は新しい入居者さんが決まりました！
と人気条件もそろっております。
スタンプ！でリフォームする洋室以外も、色々とリノベーションする予定ですよ(^▽^)/
さらに当社が運営しているお部屋探しサイトのポポラートからのお申込みだと「仲介手数料が無料」に！ ぜひ、一度内覧していただきたいお部屋です♫ お気軽にお問い合わせください！！
