セパレートとユニットバスの違いとは?

【セパレート】と【ユニットバス】に家賃の違いは?

では、【セパレート】のお部屋と【ユニットバス】のお部屋の、家賃の違いはどうなのでしょうか。
広さ・立地が同じ位の物件だとして、【ユニットバス】と【2点セパレート】のお部屋を比べると、家賃差額は大体が5,000円前後になります。
【3点セパレート】のお部屋は広さ等が大きく変わる物件が多く、比較が難しいのですが、家賃差額10,000円前後にはなると思います。

需要に合わせてリフォームがすすんでいます

先に述べたように、最近は【ユニットバス】よりも【セパレート】の方が人気です。そのため、ユニットバス⇒2点セパレートへとリフォームする物件が増えてきています。
少し広め(25㎡ほど)のシングルタイプのお部屋のクローゼットをトイレに変える方法が一般的です。費用は60~100万円程かかります。
ユニットバス内のトイレを撤去・床の修繕→クローゼットを撤去・新しいトイレを設置、というやり方が比較的費用を抑えられます。逆に費用が掛かるのは、ユニットバスを丸ごと撤去して新しいお風呂を入れるやり方です。
(3点セパレートへのリフォームとなると、もっと広さも金額も必要になります。)
ポポラートに記載している物件(第16長栄アーバンハイツ五条、第25長栄壬生H・Tマンション)も、最近このリフォームを積極的に行っています。

セパレートへのリフォームを施した物件は、当然家賃も上がります。諸々の条件によって変わりますが、平均的には月5,000円程上がるかと思います。先に挙げたユニットバス/セパレートの差額と同じですね。
大家さんの立場からすると、リフォームは大きな投資になります。
考え方としては値上げ5,000円×1年間で60,000円、リフォーム代60万円であれば、10年かけて、60万円の投資額を回収する計算です。リフォーム代80万円の投資であれば、回収には約13年3ヶ月かかるわけです。但し、家賃5,000円の値上げができない場合や、その家賃が10年維持出来ないかもしれないわけですから、セパレートへの工事をすること自体、大家さんにとっては結構難しい問題なのです。

さて、いかがでしょうか。
賃貸物件探しでは、家賃などの条件に目が行ってしまいがちです。しかし、生活する上で、お風呂やトイレはかなり重要なポイントになると思います。特にトイレは使用頻度も高くなります。初めての一人暮らしの方は、なかなかイメージしにくいところもありますが、ご自身の普段の生活を顧みて、なるべく具体的に動線、使い方、収納、掃除、来客時などについて考えてみてください。一般的にはデメリットとされる点も、個人的にはメリットになるかもしれません。そして、自分だけの優先順位をつけて、素敵なお部屋を見つけてくださいね。

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