【方角】東西南北ベランダの向きのメリット・デメリットとは？

こんにちは！岡林です。最近やっとあったかくなってきましたね～！もうそろそろビアガーデンを楽しみたいなぁと思っている今日この頃です……(笑)
皆さんはお部屋探しをされる時にベランダの方角（ベランダがどの方角を向いているか？お部屋の一番大きな窓がある方向は東西南北どこか？）を気にしてお部屋を選んでいますか？
「北向きベランダだと日が当たらなくて寒そう」とか、逆に「南向きベランダだと日中は日がずっと当たって洗濯物もよく乾きそうだなぁ」などのなんとなくのイメージは持っていらっしゃるのではないでしょうか？

▽北向きベランダについて

以前に北向きベランダって実際どうなの？というコラムを書いたのですが、ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけています。これはつまり「ベランダの向きを気にする方が多い」ということだと思うので、他の方角もメリット・デメリットをかいておきます！
私が実際に住んだことのあるベランダの方角についても体験談を合わせてご紹介していきますね(^^)/

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▽南向きベランダについて

南向きベランダの特徴は「日照時間が一番長い」ということです。

――――メリット3つ！――――

・メリット①「洗濯物がよく乾く」

皆さんは洗濯物をどの時間帯に干すことが多いですか？私はお日さまの光に当てて乾かしたい派なので、日中（午前11時～午後3時までの間）に干すことが多いです。日光派の方は同じような方が多いのではないでしょうか？ちょうどこの時間帯に日が当たっているのが「南向きベランダ」です。季節や近隣の建物の影等の条件で変わると思いますが、私はだいたい午前11時に干した洗濯物は午後3時には乾いていました。洗濯機を回す作業音等を気にしなくていい時間帯、というのもポイントですね！

・メリット②「電気を点けなくても部屋が明るい」

入居者様の中には「日中は電気を点けずに自然光だけで過ごしたい」という方もいらっしゃいます。そんな時にオススメさせていただくのがこの「南向きベランダ」です。午前中から夕方にかけて光がお部屋に差し込んできますので、カーテンを開けたら、自然の光だけで過ごしていただけると思います。電気代の節約にもなるかもしれないですね！

・メリット③「冬でも晴れていれば昼間はほんのり温かい」

お日様の恩恵を一番肌で感じられるのは、もしかしたら冬の寒い日かもしれません。冷たい空気を窓でシャットダウンして、お日様のポカポカとした光だけを浴びてお昼寝するなんて贅沢な時間が最も長くとれるのは、南向きならではです。冬の空気は乾燥しているので、より乾燥させてしまうエアコンなどの暖房が苦手でなるべくつけたくないという方もいらっしゃると思います。

こんなに「良いイメージばかり」の南向きベランダでも、人によってはデメリットになる場合も……。

――――デメリット3つ！――――

・デメリット①「家賃が比較的高い傾向にある」

お部屋を紹介しているサイトや広告、チラシ等に「南向きベランダで日当たり良好！」などの謳い文句を見たことはないでしょうか？つまりお部屋を紹介する側もオススメポイントにしちゃうぐらいに南向きベランダは【人気が高い】のです。人気が高く需要もあるということですので、他の方角のベランダと比べるとお家賃も比較的高く設定されていることがあります。
南向きベランダの賃料と、真反対である北向きベランダのお部屋とを比べると、ひと月1,000円～3,000円も差額がある場合も……。1年間だと12,000円～36,000円の差額になりますから、結構大きいと感じる方もいらっしゃいますよね。もし家賃を少しでも抑えたい！ベランダの方角は気にしない！という方は、南向きベランダ以外の方角のお部屋に注目してお探しされるのもいいかもしれませんね！

・デメリット②「日中の日当たりが良い＝夏は暑い」

当たり前ですが、夏は暑いです！
あまり外出されず、お部屋でほとんどの時間を過ごすというライフスタイルの方の場合、夏になると日中の冷房は必須ですよね！
ただ南向きベランダだと、エアコンをつけてもお部屋がうまく冷えてくれない場合があります。それはこの「日当たりが良すぎる」ことが原因かもしれません。室外機がお日様の熱で熱くなりすぎて、エアコンがうまく稼働できていないことや、ベランダに出る大きな窓に当たる直射日光でお部屋に熱がこもっていること等が考えられます。暑がりの方や、寒い地域から暖かい地域へ引っ越す方は要注意です。

・デメリット③「日中の日当たりがいい＝紫外線に注意」

オゾン層の破壊などにより、年々紫外線が強くなっていっているそうです。最近では「冬でも日焼け止めを塗る」「家の中でも日焼け止めを塗る」という方も増えています。しかも曇りでも晴れの日の半分の紫外線がある、なんてデータも……。紫外線ケアをしっかりしている方にとっては、日当たりがいい＝日に焼けるということで、なるべく避けたいですよね。人間だけでなく家具やラグ・床が日に焼けてしまうこともありますので気になる方は対策必須です。

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▽東向きベランダについて

東向きベランダは「午前中に日が当たる」のが特徴的です。太陽は東から昇るからです。

――――メリット3つ！――――

・メリット①「朝日が気持ちいい！」

どの方角よりも先に【朝日の光】が入ってくるのは東向きの窓です。
個人的には、朝日は嫌な暑さを感じることが無いなと思います。爽やかですっきりした日差しを感じるというか。朝日を浴びたいと思って、朝にランニングやウォーキングを行う方も多いらしいですね。
早起きをされたい方には朝日は目覚まし代わりにもなるのではないでしょうか。そういった点からも、午前中から活動的に過ごされたい方にオススメな方角ですね。

・メリット②「朝日で体調を整えられる！」

朝起きて朝日を浴びることは、健康に良いと言われています。それは朝日が自律神経を整えるセロトニン・睡眠の質を上げるメラトニンというホルモンの分泌を促すからだそうです。効果的なのは朝10時までらしいので、東向きのお部屋はぴったりですね。メラトニンが低下するとうつ病にもなりやすいので、「最近気分が落ち込む、体が重い」と感じる方は朝日を浴びるといいかもしれません。健康志向の友人は「東向きの物件に限る！」と言っていました(笑)。

・メリット③「夏は過ごしやすい！」

午前中に日が当たるということは、日中の正午から午後にかけての熱さを回避することができます。気温が上がる時間帯の太陽光が届かないので、比較的夏の午後も涼しいと言えます。直射日光が窓に当たって、お部屋の温度が上がる・熱がこもるというような事例は少ないと思います。

――――デメリット3つ！――――

・デメリット①「朝ゆっくり寝ていられない」

夜勤があって朝方帰宅してそこから寝るというライフスタイルの方や、朝は時間の許す限り限界まで寝ていたいという方は、東向きベランダのお部屋を寝室にしない方がいいです。朝日が眩しくて起きてしまう可能性があります。遮光等級の高いカーテン等で日差しの対策をするか、複数個室がある場合には東向きベランダのお部屋を寝室にするのは避けた方がよさそうです。

・デメリット②「朝早く洗濯物を干す必要がある」

これは「日光で洗濯物を乾かしたい」という方に限るのですが、東向きベランダは午前中しか日が当たらないため、洗濯物を急いで干さないといけません。私のように朝はできる限り寝ていたいというタイプには厳しいですね！(笑)洗濯機で洗濯物を洗っている間にお昼を過ぎてしまった！ということも……。
日光派で早起きが苦に感じる方には東向きのベランダはお勧めできません。
また、一日に何度も洗濯機を回して日光で乾かしたい、という方にも日照時間が足りないと思います。

・デメリット③「冬は夕方～夜にかけて寒い」

冬はどの方角のお部屋でも寒いのは寒いと思いますが、やはり太陽の熱は偉大です。東向きのお部屋はお昼過ぎから日が当たらなくなるため、午前中にどれだけ光が当たったとしても、夕方には寒いと思います。暖房は必須になりますね！寒がりさんは要注意です。

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▽西向きベランダについて

西向きベランダは「午後に日が当たる」のが特徴的です。太陽は西に沈むからです。
西向きベランダは実際に住んだことがありますので体験談も踏まえてお話していきますね！

――――メリット3つ！――――

・メリット①「京都の底冷えする冬でも、そこそこに暖かい！」

底冷えする京都の冬はどんなだろう……と、県外からの引っ越し前は怯えていました(笑)いざ、西向きベランダのお部屋に引っ越してみると、部屋がそこそこ暖かいのです。外出が寒い季節、仕事から19時頃に帰宅すると、まるで暖房を点けているかのように暖かく感じる日もあって驚きました。もちろん節約のために暖房の予約なんてしていませんでした。陽光が強まる午後に届くせいか、部屋自体がお日様の熱を保っているような感覚です。冬が苦手な寒がりさんにはお勧めです。

・メリット②「午前中は寝ていたい方にオススメ！」

私のように朝はできるだけ寝ていたいという方や、夜勤があり朝から昼にかけて寝る方にオススメです。というのも午前中は日が当たりませんので、眩しく無く快適な睡眠をとることができます。逆に午後からは日が当たり始めますので、いやでも活動しようという気が起こります(笑)。

・メリット③「冬でも洗濯物が乾きやすい」

気温が低い冬でも、比較的強い日差しが午後に届く西向き。午前中はゆっくり寝て、お昼から洗濯物を干しても乾いていました。(もちろん気温や天気によりますが)お布団を干すのも午後の1～3時間で十分ふかふかになります。やっぱり夜型の生活の方には西向きベランダはオススメ要素が多めかもしれません。

――――デメリット3つ！――――

・デメリット①「やっぱり暑い！」

底冷えする京都の冬にはもってこいの方角かもしれませんが、夏はやっぱり暑いです。というか春からもう既に少しずつ暑いです！(笑)お昼までは過ごしやすく、午後からは冷房を点けないと汗ばんできます。「西日」の強さは侮ってはいけません(笑)もしかすると夏手前の早い時期から冷房が必須になるかも……電気代も高くついてしまうかもしれませんね。

・デメリット②「床が日焼けする」

日差しは午前に比べ午後の方が強くなります。その強い日差しで床の色が変色してしまうことがあります。和室の畳はもちろん、洋室のフローリングも変色します。家具やラグも色あせていきます。
私が住んでいた西向きのお部屋はフローリングが変色して、色が褪せたような劣化したような……日が当たるところと当たらないところに色の差が出てしまって、見た目もあまり良くなかったイメージです。「遮光カーテンを取り付ければよかった！」と後悔した記憶があります。賃貸でもそうですが、特に自分の家を買った方は何か対策をされることをオススメします。

・デメリット③「夏は洗濯物が日焼けする」

洗濯物も、真夏は長く干してしまうと日焼けして色がうっすら変色したことがあります。日焼けするとなんとなく表面が白っぽく毛羽だったような感じになるんですよね。そして生地が固くなります。オシャレさんで服にこだわりのある方やふかふかのタオルが好きな方はショックを受けてしまうレベルかもしれません。日差しが強い時期は長い時間干さないように早めに取り込むとか(それだけで汗だくになります(笑))、裏返して干すとか、お気に入りの服は部屋干しにしておくとか、何か対策をしたほうが服は長持ちすると思います。

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まとめ

いかがでしたか？こう見ると、それぞれのベランダの方角に良し悪しがありますね！ただ、これは住む人の好みやライフスタイルによって、デメリットがメリットに変わったり、逆にメリットがデメリットになったりするかもしれません。自分の好みや希望を踏まえた上で、お部屋探しをされてみてもいいかもですね！ベランダの方角のお話は頭の隅っこに置いておいて、そういえばこんなこと言っていたな～と思い出してくれたら嬉しいです(笑)

もちろんお住まいの地域・緯度によって日光の当たり方や気温は違ってきます。日当たりを気にする方は「ベランダが○○向き」というだけでなく、ベランダの近くに遮蔽物(日光を遮る建物等)がないかどうかも気にしてお部屋探しをしてくださいね！インターネットで物件を探す方は、ベランダからの景色のお写真をチェックしてください！