最近カメムシ多くない？！賃貸マンションで出来るカメムシ対策とは？

こんにちは。窓を開けると金木犀の香りが涼しい風と共に家に入ってきて「秋だなあ～」と嬉しくなっているフルヤです。

先日、そろそろ窓を閉めようかなと近づくと、網戸にカメムシが居て思わず「ギャッ」と声に出してしまいました……最近、カメムシ多くないですか？！
彼らは本当に厄介です。何が厄介ってあの強烈な臭いを放つところです。自分の命を守るための防御としての匂いだとはわかっていますが、ちゃうねん、君の命を奪おうとかそういうことじゃなくてここから居なくなってほしいだけなんよ、家に入ってきてほしくないだけなんよ、とパニックになります。

以前住んでいた家(山の近く)ではカメムシが玄関先にもベランダにも現れて、洗濯物に卵を産み付けられることが悩みの種でした。しかし数年前に今の家(川の近く)に引っ越してからは出会っていなかったので油断していました。
そういえば先日、初めての推し活で野外ライブを見に行った際にも照明に群がる大量のカメムシ類にビビり倒しました。
え、やっぱり今年カメムシ多くないですか？

というわけで、賃貸マンションで出来る【カメムシ対策】についてコラムを書きます。
苦手なのでカメムシの画像は使いません！！！！(同じく苦手な方は安心して読んでくださいね)(ただ参考などのリンク先では虫の画像を使用しているものもあるので注意してください)

2023年の秋はカメムシが大量発生している？

調べてみると、農林水産省からカメムシの注意報まで出ていました。

そしてニュースでもカメムシの大量発生がたくさん取り上げられていました。
幾つか参考になりそうなものをピックアップしますね。

※全てタイトルに別窓リンクを貼っています。カメムシの画像がある記事もありますので気を付けてください！

どうやら暖冬・猛暑・雨が少ない等の影響から、カメムシが大量発生しているようです。
もう発生してしまっているものは、ただの素人である私には止められません。
ではどうすればいいのか？賃貸マンション管理会社勤務の岡林さんの知識もお借りしつつ【賃貸マンションで出来るカメムシ対策】を考えていきましょう！

カメムシ対策①好むものを把握して対策する

そもそもカメムシの好むものが家の周りにあると余計に寄ってきちゃいます。
カメムシは集団で行動する習性がありますので、一匹見つけたら近くに他のカメムシもいるかもと思っておいた方がいいです。

カメムシは日当たりの良い温かい場所を好みます。そして更に白い物を好みます。
そのため、白い建物や南向きのベランダに近づき、白っぽい洗濯物に付いたり卵を産み付けたりしやすいようです。
我が家でも昔は洗濯物がよくやられました。
白っぽいものはなるべく内側に干したり、室内干しにしたり等の対策をしましょう。
そして洗濯物を外から室内に入れる際には、カメムシや卵が付いていないか必ずチェックしましょう。

また、玄関先やベランダで植物を育てている方は要注意です。カメムシは葉や茎、果実がご飯になります。そのため、植物に集まりやすいのです。
目の細かい防虫ネットを張ったり、カメムシが苦手な植物(ミントや唐辛子等)を近くに置いたりして、対策をしましょう。

そして多くの虫と同じように、カメムシは【光】を好みます。夜の街灯にはたくさんの虫が寄ってきますよね。これは自然現象なのでどうしようもありません。
以前住んでいた山が近いところにあったマンションでは、玄関ドア前の共用廊下にカメムシがたくさんいて本当に困りました。特に外廊下だとどうしても虫が集まってきやすくなります。
(虫が苦手な方はお部屋探しの条件に内廊下を入れた方がいいかもしれません、外廊下よりは内廊下の方がマシです。カメムシやセミ、蛾などの虫は本当にストレスだと思うので)

賃貸マンションの共用廊下で可能なカメムシ対策について、管理会社勤務の岡林さんに訊いてみました。

カメムシ対策②カメムシ用の防虫剤・殺虫剤を使う

防虫剤・殺虫剤はとても有効な手段です。盾にも矛にもなります。
ただ気を付けなければいけないのは【カメムシに効くのかどうか】という点です。

例えば蚊取り線香は蚊には有効ですがカメムシには効きません。
私は「蚊に効くならまあカメムシにも効くかもしれないよね？」というふんわりした認識でした。でも調べてみるとそうではありませんでした。いや、当たり前ですよね。【蚊取り】線香なんですから。効能にも【蚊成虫の駆除、忌避、侵入阻止】とだけ書いてありました。でも素人の私にとってはそれくらいゆる～い認識だったんです。

【カメムシにはカメムシ用の防虫剤・殺虫剤を使うこと】
大事なことなので太字にしておきますね。
調べてみるとカメムシ専用のものがたくさんありました。パッケージにカメムシって書いてあるものも多くてわかりやすいですよ。ホームセンターやインターネットで購入可能です。
スプレー型や置き型等たくさん商品は出ていますが、有名な所から幾つかピックアップしておきますね。
※商品名に別窓リンクを貼っています。

防虫剤・殺虫剤は使用方法や期限等を守ってお使いください。
小さなお子様や人間以外の生き物等がいる空間で使っても大丈夫なのか等は各商品ページで確認してからご使用くださいね。

また、ハッカ油がカメムシに有効だと話題になっています。
私も夏から秋にかけて外出時に振りかける用の虫よけスプレーをハッカ油で自作する時があります。
洗濯物にも洗剤と一緒にハッカ油を入れて使用しています。
ただ、これを防虫剤としてカメムシ対策として使うことはないかな……と思います。
というのも、ハッカ油で自作した虫よけスプレーは数日で効果がなくなりますし、ハッカの匂いが好きで近寄ってくる虫もいるという点がデメリットになるなと感じるからです。
そのため、防虫剤・殺虫剤としてなら上記の商品を購入した方がよさそうだなと、個人的には思います。

カメムシ対策③室内への侵入を防ぐ

秋は冷暖房を入れなくても過ごしやすい気候というのが醍醐味です。窓を開けて過ごしたい方にとって、網戸があるのと無いのとでは【虫対策】としての防御力が違ってきます。
虫の侵入を防ぐ「網戸」は大きな盾です。網戸に使用する防虫剤もいろいろあります。二重の防御、いいですね。

おうちの窓に網戸ってついていますか？
網戸の枠はゆがんでいませんか？破れたり穴が開いていたりしませんか？
カメムシの侵入を許す隙間はありませんか？

賃貸物件だと網戸は【設備】として扱われる場合とそうでない場合があります。【設備】だと修繕費用等は契約書に明記されています。物件によってそれらの点が違いますので、まずは契約書をご確認ください。
網戸が設備かどうかによって「できること」の制約があったりもするので、プロに訊いてみました。
もちろん大家さん・管理会社によって答えが変わるものもありますので、こちらのQ&Aは参考程度にして、実際に住まわれているマンションの管理会社または大家さんに確認してくださいね。

また、エアコンの排水用ホースや通気口・換気口から虫が入ってくる場合もあるようです。
それ専用のグッズも色々あります。我が家でもエアコンのドレンホースの口には防虫キャップを付けています。100円ショップやホームセンターにていろんな形のものが販売されているので、気軽にできる対策です。商品や環境によって耐久性が変わってきますので、年に一回は割れていないか穴が大きくなっていないか等のメンテナンスチェックをしてくださいね。
岡林さんによると、簡単に取り外しができる防虫キャップなら管理会社等に確認せず設置しても大丈夫だそうです。

まとめ

今回は賃貸マンションで出来るカメムシ対策をまとめてみました。

私と同じように虫が苦手な方、生き物同士ですからなるべくうまく共存していきたい(つまり我が家には近づかないでほしい)と思っている方、賃貸物件だと虫対策をどこまでやっていいかがわからない方の参考になれば幸いです！