賃貸マンションの契約解除方法

通知なく勝手に退去すると大変なことになります!

今住んでいる賃貸物件のお部屋から引越しする・退去する・契約を解除する時は、必ずそのための通知・手続きが必要です。
「【2年契約】なのだから、2年住んだ後は自動的に契約終了になるんじゃないの?」と思っている方、そうではありません!

賃貸の契約は手続き無く「終了」とはならず、家賃の支払い義務が発生し続けてしまいます!

再び契約書がどのような内容になっているかの話になります。

「初回契約期間満了後、貸主、借主双方の申し出が無ければ、以降2年間の自動更新とする」というような文言の記載はありませんか?その場合は、大家さんと入居者さんの双方から「異議申し立てなど」がないと、自動的に次の2年間の賃貸借契約が更新されていきます。また、契約書にそのような記載が無かったとしても、当初の契約期間が満了すると【法定更新】として勝手に契約が更新される場合もあります。

つまり一般的な【賃貸借契約】だと、基本的に「賃貸の契約は更新されるもの」となっている場合が多いのです。

「契約年数が終わったら勝手に契約が終了する」と思って何の手続きもせずに引越ししてしまっても、【賃料の支払い義務】は引き続き発生します。そうなると、引越し先のマンションと元々住んでいたマンションの賃料を二重に支払わなければならないのです。必ず、契約解除の手続きをして退去しましょう。

わからないことは誰に訊けばいい?

賃貸借契約の解約には、色々なルールが存在します。そのため、事前に【賃貸借契約書】の内容を確認し、理解しておく必要があります。もし、契約書を読んでも意味が分からない箇所があれば、必ず日にちに余裕を持って、管理会社に問い合わせてください。丁寧に教えてもらえると思います。

契約の内容には一般的な内容もありますが、【特約事項】を始め、その実は千差万別です。

お部屋ごとの個別の契約内容を把握しているのは、そのお部屋の管理をしている管理会社になります。必ず、今住んでいるマンションの管理会社にお問い合わせ下さいね。

間違っても、次のお部屋探しをしている仲介会社の担当者の方(管理会社とは別の不動産会社の方)に訊いてはいけません!その方は大家さんとあなたの契約内容の詳細までは把握できていないのです。「一般的には●●ですよ~」という言葉に安心したら結局その後トラブルになった!というケースをよく耳にします。

引越しはただでさえ忙しく費用も掛かるイベントです。なるべくスムーズにいくように、わからないことは早めに【管理会社へ】訊きましょう。損をしないためにはこれが一番良いと思います。

まとめ

まずは【賃貸借契約書】の内容を確認し理解する。
この部屋から退去したい、と知らせる必要がある。
いつまでに知らせなければいけない、という決まりがある。
特約事項を始め、契約内容は個々に違いがある。
わからないことは管理会社に問い合わせる。

契約書には耳慣れない言葉で書かれている文言も多く、読み解くのは難しいかもしれません。賃貸借契約書を締結(署名・捺印)する前には、必ず些細なことでも疑問点があれば質問して確認をしましょう。不安ならメモしちゃってくださいね。

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