リノベーション~賃貸マンションの外壁の場合~(第1回)

4.相見積もりを取る

高額な工事となりますから、3社以上の建築施工業者さんに送付し、相見積もりを取り、価格の適正をみます。各社との折衝は、管理営業者が行い、質疑応答は書面にて行います。規模にもよりますが、2週間程度の期限を設け、見積もりを出してもらいます。そして各社から上がってきた見積もり内容・金額の精査を行い、最も適正であると判断したところに決定します。

5.決裁者へのプレゼンテーション

施工業者・発注金額が確定すると、それらの承認やデザインプランの最終決定が必要になります。チームリーダーは決裁者である社長に向けて、2~3つまで絞ったデザインプランと共に発注金額等のプレゼンを行います。

正直に申しますと、この段階で変更指示が出てデザインプランを1から練り直すことも間々あります。そういう意味では、非常に緊張する瞬間です。時には何度もプラン改善を行い、最終承認がおりると、やっと施工へと移ります。

良いデザインプランを練ること、高額となる発注金額をいかに適正価格に抑えるかということ、決裁者が納得できるプレゼンを行うこと……リノベーションは工事作業の前にも様々な視点が必要になります。

さて、今回はここまでにして、次回は実際の作業についてのご説明をいたしますね。
次回ではリノベーション前後の比較画像や、外観以外のイメージプランもご紹介しますので、お楽しみに!

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