断水が起こったら?

実際に大きな災害が起こって断水した場合、復旧に時間がかかる可能性が高いです。そのため、日頃から各家庭で飲料水・生活用水を備えておいた方がいいでしょう。

事前準備しておけること

飲料水は、家族の人数×1日3リットル×3日分を目安に常備しておきましょう。保存期間に注意してくださいね。
あらかじめ大規模な災害が予想され断水の危険性を感じたら、お風呂等にお水を溜めておきましょう。トイレを流したり汚れを洗い落としたりと、生活用水として使えます。(念のため飲料水としてそのまま飲むことは避けましょう。)

どこに連絡すればいいのか?

断水は原因によって、連絡先が変わります。まずは断水している地域の範囲を調べてみてください。

市町村の管理している水道設備に原因があるかどうかを調べましょう。お住まいの市町村の水道局のHP等で断水のお知らせが確認できます。情報の反映に時間がかかる可能性がありますので、少し時間をおいてからご確認ください。
※市町村のHPで断水地域に記載されていない場合、マンション・集合住宅の水道設備が原因の可能性があります。管理会社に連絡を入れてください。

事後のチェック

隙間を防いでいたものやテープは取り除く

そのまま放置しておくとカビ等の原因になります。そうなった場合、【借主過失】となってしまいますので、適切に片付けましょう。テープも、たとえ粘着力の弱い養生テープ等でも、長い期間貼りっぱなしにしていたり水分を含ませたままにしておいたりすると、剥がしにくくなり壁紙を傷めてしまいます。
繰り返しになりますが、これらの放置による傷みは借主の【過失】となりますので、要注意です。

停電が解消されたら

・状況によって再停電の可能性があります。充電式の物はすぐ充電しておきましょう。
・状況が落ち着いていたら、電化製品の損傷の確認、日時の再設定などをしましょう。

もしも電化製品が壊れていたら、修理費などに保険が使えるかもしれません。写真を撮り、火災保険に付帯する家財道具の補償をご確認ください。
火災保険についてのコラムはこちらです。

断水が解消されたら

まずは水に混入物がないか確認します。屋外の水道があればそれをはじめに使ってください。なければ、洗面所か台所の水道を使ってください。
水を流してみて、透明な水かどうかをチェックしてください。断水時に空気や異物が混入していた場合、水が濁っています。混入物を除去するため、水が透明になるまで流しっぱなしにしてください。
トイレは故障の原因になるので、断水解消後すぐは使用しないでください。まず他の場所の水道で水を流してからトイレを使いましょう。

ガスの火が点くかどうかをチェック

まずはガス臭くないかを十分にご確認ください。窓も開けておきましょう。
もしもガスの臭いがしたら、早急にガス会社へ連絡してください。

ガス臭くなければ、キッチンのガスコンロを点けてみましょう。

※震度5相当以上の地震を感知すると、安全のために自動的にガスが止められている場合があります。
区域全体のガス提供を停止していなければ、ご自身でガスメーター(マイコンメーター)の復帰操作を行えます。
マンションなどのガスメーターは一般的に、玄関扉の横にあるもう一つの扉(パイプスペース)の中にあることが多いです。通常鍵はかかっていません。こちらも入居時に確認しておいてくださいね。

復帰作業方法は以下のリンク先を参考にしてください。

給湯器が使えるかをチェック

給湯器の使用にはガス・電気の両方が必要です。
キッチンのガスコンロの火が点かなければ、ガスが来ていないということなのでガス会社に連絡します。
火が点いたら、ガスは来ているので電気の方が来ていない可能性が考えられます。その場合は管理会社に連絡を入れてください。

それではもし修理が必要な箇所を見つけたらどうすればいいか、ご確認頂きましょう。

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