修理費用は誰が支払うものなのか?

災害によって生じた被害について、建物や設備に関する修理費用は、基本的には家主(大家さん/オーナー)が支払い、借主の火災保険などは使いません。

建物以外の家財道具に関する修理費用は、基本的に持ち主(部屋の借主)が支払います。部屋を借りる時に契約した火災保険に、火災以外の原因でも使える家財補償等が付いている場合がありますので、書類は捨てずに保管しておいてくださいね。申請には証拠写真が必要です。片付ける前に写真を撮っておきましょう。
※元々部屋に【設備・備品】として家具や家電が付いてきた場合は、家主(大家さん/オーナー)が修理費用を支払うものになります。(残置物はこれにあたりません)

火災保険について詳しくはこちらのコラムを参考になさってください。

残置物について詳しくはこちらのコラムを参考になさってください。

ただし、借主には【善管注意義務】というものがあり、事前に借主が行える範囲の備えをしなかった【過失】などはこの義務に違反していると見なされる可能性があります。その場合の修理費用等は借主に請求されます。

また、修理が必要な箇所をそのまま【放置】すると、より劣化したり、原因の特定が出来なくなったりします。そうなると、退去時に必要な原状回復費用等が高くなってしまう場合があります。修理が必要な箇所については、なるべく速やかに管理会社へ連絡を入れましょう。

まとめ

今回は2019年9月現在の、お部屋探しサイト【ポポラート】に記載されている賃貸マンションにお住まいの方に向けて、災害発生時の対策をまとめてみました。
自治体のルールなどは変更となる場合もありますので、必ず自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。

「備えあれば憂い無し」とは言いますが、毎年大きな災害被害に遭う地域があるのが近年の日本です。「自分の住んでいる地域は大丈夫だろう」と考えず、非常事態に備えておきましょう。

物品を備えることも大切ですが、「いざという時にどこへ連絡を入れたら良いのか」等の情報を前以て調べておくことも重要です。携帯電話には緊急時に必要な連絡先を登録しておくこと、同時に紙でも連絡先をメモして見易いところに貼っておくことも、【事前に行なえる範囲の備え】ですね。

5 / 5
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato
京都・滋賀・大阪・名古屋のお部屋探しはpopolato